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SIMフリー端末を買う前に確認したい、国内キャリアの周波数帯一覧

SIMフリー端末を購入する場合、どの周波数帯に対応しているかを確認してから購入する必要があります。特に海外から個人輸入して国内のMVNOもしくはキャリア回線での使用を考えている人は注意が必要です。グローバルモデルなのか、そうでないのかによって、対応している周波数が異なるのでここはよく調べて下さい。

※この記事は編集中の記事です。僕が調べながら書いている途中なので、変更される場合があります。

格安SIMのMVNOのほとんどはdocomoの回線を使用しているので、docomoの周波数をベースに確認すればよいです。

周波数一覧表

参考)【周波数帯一覧表】ドコモ、au、ソフトバンク等、大手キャリアの周波数帯状況を整理してみました。

※こちらのブログの内容から必要なものを書き写したものになります

バンド 周波数 docomo au SoftBank
Band 1 2.1GHz W-CDMA
LTE
(CDMA2000)
LTE
W-CDMA
LTE
Band 3 1.8GHz LTE    
Band 6 800MHz W-CDMA    
Band 8 900MHz     W-CDMA
LTE
Band 9 1.7GHz      
Band 11 1.5GHz   LTE W-CDMA
Band 18 800MHz   (CDMA2000)
LTE
 
Band 19 ※1 800MHz W-CDMA
LTE
   
Band 21 1.5GHz LTE    
Band 26 ※2 800MHz LTE
Band 28 700MHz LTE LTE
Band 41 800MHz

※1 Band19は、Band6を内包。
※2 Band26は、Band18を内包。

 

docomoの周波数

▶Band 1
2.1GHz。下り最大37.5〜112.5Mbps。
大手キャリア3社すべてが所有していて、エリアも日本全国に届いている。
周波数が高いので高速

▶Band 3
1.8GHz。下り最大150Mbps。
現在は東名阪しか繋がらないため、それ以外の地域では重視する必要はない。
逆に東名阪では必須。

▶Band 19
800MHz。下り最大37.5〜112.5Mbps。
プラチナバンドと呼ばれている。
周波数が低いので2.1GHz帯と比べると速度は若干遅いが、障害物を回り込んで届くため、繋がりやすい
更に、遠くまで届くためエリアカバーしやすい。

▶Band 21
1.5GHz。下り最大112.5Mbps。
日本独自の周波数帯のため、対応している端末が非常に少ない。
世界中のあらゆるLTE回線の周波数に対応している iPhone 6 でさえ対応していない。
北海道、東北、四国、北陸など地方都市が中心。

▶Band 28
700MHz。

プラチナLTE。
Band 19同様にプラチナバンドなので、対応エリアが広がれば安定した通信が見込めそう。

東名阪なら、Band 1, 3, 19 を抑えておけばOK。
それ以外の地域なら、Band 21も対応していたほうが安心。
都心部ではBand 1 のみでも問題ないレベルだが、混雑時などはBand 3があれば速度低下を緩和できる(東名阪のみ)。
郊外や山間部などでの利用ではBand 19がないとかなり厳しい。

※東名阪とは、具体的に以下の地域のことを指します。

引用元)ドコモの150Mbps LTEが使えるのってどこ? 東名阪バンドって何?!

softbankの周波数

▶Band 1
2.1GHz帯。下り最大37.5〜112.5Mbps。
ソフトバンクモバイル主力の 4G LTE。

▶Band 3
1.8GHz帯。下り最大75Mbps。
ワイモバイル主力の 4G LTE。

▶Band 8
900MHz帯。下り最大75Mbps。
プラチナLTE。

▶Band 11
1.5GHz帯。下り最大42Mbps。

▶Band 28
700MHz。
2015年以降整備予定のプラチナLTE。
Band 19同様にプラチナバンドなので、対応エリアが広がれば安定した通信が見込めそう。

▶Band 41
2.5GHz帯。
通常エリア:下り最大110Mbps。
CA対応エリア:下り最大165Mbps。
4G AXGP。

auの周波数

▶Band 1
2.1GHz帯。
通常エリア:下り最大37.5〜150Mbps。
CA対応エリア:下り最大150Mbps。
iPhone5で話題になった浸透力の弱い電波。

▶Band 11
1.5GHz帯。下り最大75Mbps。
エリアは狭いらしい。(auはエリアの公表をしていないため、実際には分からない)
auの主力はBand 1, 18なので、それほど重視しなくても良し。

▶Band 18
800MHz帯。
通常エリア:下り最大37.5〜150Mbps。
CA対応エリア:下り最大150Mbps。
au の主力周波数帯
ドコモが2.1GHzの高周波数帯を主力にしているのに対して、auはプラチナバンドであるこちらが主力。
Band 1とあわせて、実人口カバー率は99%。

▶Band 28
700MHz。
2015年以降整備予定のプラチナLTE。
Band 19同様にプラチナバンドなので、対応エリアが広がれば安定した通信が見込めそう。

▶Band 41
2.5GHz。
WiMAX:下り最大40Mbps。
WiMAX2+:下り最大220Mbps。
2018年までにWiMAX2+に完全移行。

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