VAIO type P(VGN-P70H)といえば、2009年に発売したコンパクトPCですね。
8インチ液晶、約634gと軽く、ポケットに入れて持ち運べるということでとても人気がありました。このPCが2万円以内で購入できたので、Linux化を試みてみることにしました。
このPCはWindows Vistaがインストールされていましたが、メモリ2GBだと重くて操作がしんどいです。
これをLinux化すれば、まだ活躍できるのではないかと思い、時代と逆行してますが試してみることにしました。
スペックは公式サイトをご覧下さい
目次
VAIO type Pのサイズ感
iPhone 6s Plusと比較してみると、とても小さいことがわかります。
カバンにちょっと入れて使うにはちょうどよい大きさです。
このPCがサクサク動くようになることが今回のゴールです。
LinuxのOS選び
まずはLinuxのOS選定からです。久しぶりにLinuxを導入するので今どんなOSがあるのかあんまりわかりませんでした。今回に関してはChrome OSも視野にいれて考えました。
Mint Linux
Type P に Linux Mint 入れるならこう設定するかな〜と提案
こちらのブログを参考に、Linux Mint の中でも軽量と噂のLinux Mint 17.3 Xfce 32bitを試してみました。
しかし、思っていたよりサクサク感を感じられなかったので断念しました。
Chrome OS(Chromium OSカスタムビルド)
こちらのOSは日本人の方がChromium OSをビルドして下さっているので、サポートもしっかりしてそうです。
2016.11.09 R54-8743.83のバージョンをインストールしようと試みたのですが、
VAIO type Pではなぜかポインターが動かず、インストールから進まなかったので断念しました。
Chrome OS(CloudReady)
Chrome OSをどうしても諦めきれなかったので、別のも試すことにしました。
VaioTypePにChromeOSをインストールしてみた。
導入方法は上記サイトを参考にしました。
こちらはインストールがすんなり進んだのですが、VAIO type Pではとても動作が重く、使い物になりませんでした。
Puppy Linux
こちらは約105MBと、とても軽量なLinuxです。
僕のLinux導入の知識が乏しいため、インストール用のUsbbootイメージが読み込み出来ず断念しました。
もしインストールできた方がいらっしゃったら教えて頂きたいです。
Basix
VAIO Type P に Basix 3.0 インストール
Basix 3.0をインストールしました。
やっと使い物になるLinuxに出会えた感覚でした。
デスクトップも動作が軽く、ほんとに2009年のモデルなのか?と思いました。
ブラウザだけ少し動作が重いですが、他のLinuxに比べると余裕で軽いです。
2016年でも実用できるレベルに近づきました。
VAIO type Pと相性が良いLinuxはBasix 3.0かなと思います。
動作が軽いかどうかは人によって感覚が違うと思いますが、Basix 3.0をオススメします。
この記事を読んで、VAIO type Pを復活させたいと考える方がいらっしゃったらぜひ試してみてください。
今のところまだAmazonに2万円以下の在庫がありましたのでお早めに。
次回はBasix 3.0をインストールしたVAIO type Pにどんなカスタマイズをしたかの記事を書こうと思います。