このページではNexus 5Xのブートローダーをアンロックする方法を紹介します。
ブートローダーをアンロックすると、Googleが公式に配布しているOS(Factory Image)を自由にインストール出来るようになります。これは各OSの動作を確認する時や、万が一Nexus 5Xが起動しなくなった(文鎮化)時に、Nexus 5Xを使えるようにする時に使えます。
目次
注意事項
ブートローダーをアンロックするとメーカーの補償は一切きかなくなります。
また、作業中にデータが消えたり、端末が起動しなくなってしまう可能性もあります。
ここに書いてある記事は、ある程度知識を持っている方向けに書いてあるので、すべて自己責任でお願いします。
事前準備
バックアップ
ブートローダーをアンロックする過程で、端末のデータが初期化されてしまいます。
消えてほしくないデータは、PCなどにバックアップをとりましょう。
fastbootコマンドが使える環境をPCに用意する
ブートローダーをアンロックするにはfastbootというコマンドをPCから実行する必要があります。fastbootのコマンドはAndroid SDKのplatform-toolsフォルダが導入されている必要があります。
環境がWindowsかMacかによって導入方法が異なります。
※fastbootの導入方法に関しては今回は割愛させてもらいます。fastbootの導入方法はADBやFastbootをPCで使えるようにする方法を参考にしてください
OEMロックを解除する
設定->開発者向けオプション->OEMロック解除をONにする。
※開発者向けオプションが表示されない方
端末情報->ビルド番号を複数回連続タップすると、開発者向けオプションが表示されます。
ブートローダーをアンロックする
ここではブートローダーをアンロックする手順を紹介します。
ブートローダー画面を起動
電源を切った状態で、電源ボタンとボリュームダウンボタンを同時押しし、ブートローダー画面を起動します。
この時点では「DEVICE STATE locked」となっています。
fastbootコマンドでブートローダーをアンロックする
※fastbootにパスがPathが通っている前提で話を進めます。
※Pathの通し方はWindowsとMacで異なるので、別途記事にて記載します。
fastboot oem unlock
コマンドプロンプトで上のコマンドを実行します。
ブートローダーアンロックを許可する
ブートローダーアンロックするかどうかを聞いてきます。
ボリュームアップボタンを押して「Yes」を選択。
その後、電源ボタンを押下します。
※この作業を行なうと、端末のデータが初期化されますので注意してください。
「DEVICE STATE unlocked」になりました。これでブートローダーのアンロックが完了しました。
暫くすると、ファクトリーリセットが始まります。ここで端末のデータが全て工場出荷時の状態に戻ります。
ファクトリーリセットが終わると、端末が再起動されます。
Nexus 5Xのブートローダーアンロック手順は以上です。